「価格が高い大型物件の供給がありますと、平均価格もそれに伴って大きく影響するとい
う部分はあろうかと思う」。

３月１３日の参議院国土交通委員会での国交省住宅局長の答弁です。
質問者は日本共産党の大門みきし参院議員。

　答弁内容を大門さんが分かりやすく解説しています。

“高額な物件を富裕層が買うという話は雲の上の世界だということでは済まない。

それが周辺の土地の価格を引上げ、マンションの価格も上げて庶民が住めなくなってしまう”と。
怖しいメカニズムです。

　異常な住宅価格の高騰をどう正常に戻していくか。
安易に容積率を緩和する都市再開発のあり方の見直しが必要ではないでしょうか。

　たとえば、都市再生緊急整備地域に指定されたエリアの再開発には、法制・財政・税制・金融の支援を受けられます。

千代田区の3分の１のエリアがこの地域に指定されています。
さらに住宅転売を目的とした不動産投機の規制も求められます。

住み続けられる東京へ。住宅高騰の問題が都議選・参院選の大争点に浮上してきました。